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結露とカビにさよなら!エコカラットの実力を本音レビュー

  • 早川純平
  • リフォームお役立ちコラム

結露とカビにさよなら!エコカラットの実力を本音レビュー

 

地元密着54年!知多半島のリフォーム専門店「リフォームウイング」です。

 

エコカラットは株式会社LIXIL(リクシル)開発の内装用タイル製品です。調湿や脱臭、有機物質の低減も期待できる内装壁材で、内壁のリフォームを検討するなら、選択肢に入れてみてもいいでしょう。


「室内のジメジメ感が気になる」「壁にカビが発生した」といった悩みを抱えている方にぴったりです。ただ、エコカラットを検討するなら、仕組みや施工方法なども知っておきたいところでしょう。中には「DIYできるなら節約のために自分でしたい」という方もいるかもしれません。


内壁リフォームは外壁リフォームと同様に、大掛かりなものになります。失敗すると、後悔することになるため、導入前にチェックが必要です。そこで今回のお役立ちコラムでは、エコカラットの実力についてくわしくお話しします。

 

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壁紙の裏に潜むカビ・結露の悩み、放置していませんか?

カビは気づかぬうちに進行します。表面だけ見ると、カビは発生しているようには見えません。では、見えない部分はどうでしょうか?冬場、結露によって壁紙の裏や石膏ボードが湿気を含むこともあります。


湿度が高いとカビにとって好ましい環境下になるのです。ただ、壁紙の裏を確認するには、広範囲をはがさなければなりません。そもそも壁紙をはがすという発想は、普通に生活していると出てこないものです。表面にカビが発生していないなら、なおさら確認は不要と感じるでしょう。


ただ、見えない場所でカビが発生したら問題です。カビは美観だけの問題ではありません。空気中の胞子を人間が吸い込むと、カビアレルギーやシックハウス症候群の罹患リスクが高まるのです。

放置すると起こるかもしれない健康被害

建材が湿気を吸うと、カビだけではなく、ダニの繁殖にもつながります。カビの胞子やダニの死骸を吸い込むことによる健康被害は甘く見られません。アレルギー症状は多岐にわたります。


  • ・アレルギー性鼻炎:くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみ。
  • ・気管支喘息:咳・呼吸困難、喘鳴(ぜんめいと言います。ヒューヒュー、ゼーゼーという呼吸音が特徴的です)
  • ・アレルギー性結膜炎:目がかゆくなる・充血・涙目。
  • ・アトピー性皮膚炎:皮膚がかゆくなる・湿疹など
  • ・感染症:アスペルギルス症は、カビが肺の中で繁殖する症状。他にも白癬(水虫)のような爪や粘膜への感染症
  • ・シックハウス症候群:建材や家具からの化学物質や、カビの胞子やダニの死骸が原因と考えられている症候群。カビアレルギーのような症状のほか、倦怠感のようなメンタル症状や、頭痛やめまいなどの症状が特徴的

カビやダニなどによる健康被害は、とくに免疫力が十分ではない子どもや高齢者に感染しやすいのが特徴です。小児喘息は、症状が重くなると日常生活に支障をきたします。たとえば睡眠不足や集中力の低下やイライラ感などが挙げられるのです。

見えない場所の湿気を放置すると?

見えない場所の湿気を放置すると?

 

他にも湿気を放置すれば、さまざまな問題につながるのです。

壁材や木材が腐食するとリフォーム費用がふくらむ

湿度が高まりカビだけではなく、住まいの木材が腐食する危険性もあります。木材が腐るのは、木材腐朽菌という菌類がエサにするからです。腐った木材の強度は一気に低下します。

柱や梁のような構造躯体以外でも被害が出れば最悪です。内壁自体が劣化すると大規模リフォームも求められます。数十万円レベルの費用がかかるため、経済的に大打撃です。

見た目の劣化で住宅価値もダウン

湿度の高まりにより、内壁の汚れや変色が目立つと資産価値は地に落ちます。強気の金額で売りに出せば、いつまで経っても買い手が見つからない可能性もあります。大幅に値下げをしなければなりません。

ただ、劣化具合次第で、少々の値下げでは買い手が出てこない可能性もあります。


参照:allergy Insider カビ(真菌)アレルギー

参照:一般社団法人住宅金融普及協会 住まいの腐朽と対策

エコカラットで解決!機能性とデザイン性を両立

住まい内部の快適環境を、内壁で構築するのがLIXIL開発のエコカラットです。どのような機能を備えているのかくわしくお話しします。

エコカラットの仕組み

エコカラットの表面は、超微細構造層と多孔質層を備えています。粒子の細かな湿気や臭いの原因は通しますが、大きな水や汚れは通らない構造です。秘密は湿気をコントロールする1ミリの百万分の一という微細な孔と言えます。室内の湿度が高くなると湿気を吸収し、低くなると放出するのです。

 

自然素材の珪藻土のような機能と言えます。ただし、珪藻土よりも細かな穴のため、より多くの湿気にアプローチできます。LIXILの公表では、珪藻土の約6倍、調湿壁紙の約25倍です。

細孔径と量

エコカラットプラスの場合、1〜10nmの細孔です。水蒸気分子の直径は約0.4nmで、少しだけ大きな細孔が多数あります。湿気を吸着しやすい秘密はこの細孔にあるのです。

 

調湿建材として、一般社団法人 日本建材・住宅設備産業協会の登録も取得しています。第三者機関が「調湿建材として基準を満たしている」と評価しているのです。

 

室内空気中の揮発性有機化合物低減技術(建材)も取得

(一財)日本建築センターの審査証明です。ホルムアルデヒドの低減や、温度や湿度など、室内環境の変化に妨害されない低減性能を証明しています。厳しい目標をクリアしないと得られません。

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注目すべき4つの機能性

注目すべき4つの機能性

 

エコカラットには、4つの機能性があります。各機能についてお話しします。

ちょうどいい湿度

「ちょうどいい湿度」を作ります。湿度の吸収と放出という高い調湿機能で、季節関係なく室内の湿度を保ちます。LIXILの自社実験でも温度変動が抑えられることを証明しました。湿度を抑えられると、カビやダニ繁殖の抑制が期待できるのです。

 

以下は、エコカラットの技術情報と試験データページです。

 

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参照:LIXIL 調湿機能で、もっと快適


臭いが気にならない空間

室内には多くのニオイ成分が漂っています。靴やペット、カビの臭いなどですが、ニオイ成分を吸着することで脱臭効果を発揮するのです。

有害物質対策

住まいの中にはホルムアルデヒドのような有害物質も漂っています。エコカラットは有害物質まで吸着することで、子どもや高齢者まで、安心できる室内空間を構築できるのです。

水拭き掃除もできるからキレイが続く

一般的な調湿素材では、水拭き掃除の難しさがありました。エコカラットは水拭きに対応しているため、きれいな状態を保てるのです。

参照:LIXIL エコカラット

エコカラットのデメリット

エコカラットにはメリットが多数あります。反面注意点とも言うべきデメリットもあるのです。

クロスと比較すると高額

エコカラットのデザイン性や機能性は高く評価されています。そのため、一般的なクロスと比較すると高額設定です。予算次第ではリビングや玄関だけのように、限定的な採用しかできません。

素材の硬さでヒビが入るリスク

エコカラットは素材が硬いために、ものをぶつけるとヒビが入る危険性もあります。同時に厚みもありますから、画鋲やフックで、絵やポスターを貼ることができないのもデメリットです。

エコカラットの施工方法

エコカラットの施工方法

 

エコカラットの施工方法についてくわしくお話しします。

プロの施工方法手順

  1. 1.下地の確認
  2. 2.墨出し・割付け・養生
  3. 3.タイル加工
  4. 4.接着剤の塗布
  5. 5.貼り付け
  6. 6.仕上がりの確認

一般の方のDIYによる施工方法

実はエコカラットはDIYができます。「エコカラットセルフ」というDIYキットが用意されているのです。

 

DIYキットを使う場合は、きちんと説明書、施工指示書などを熟読したうえで行いましょう。自分のイメージや感覚でのDIYは間違いなく失敗します。

準備するもの

  • ・ハンドカッター
  • ・水平器
  • ・定規
  • ・メジャー
  • ・マスキングテープ
  • ・筆記用具
  • ・ハンマーなど

作業工程

  1. 1.エコカラットを箱から取り出し、割れや欠けがないかチェック
  2. 2.マスキングテープや鉛筆のほか、ペンなどで取り付け位置に印を付ける。縦と横に印を付けると、各辺が仕上がりサイズになる
  3. 3.タッカーに取り付ける治具の組み立て。ミシン目に沿って切り取って、組み立ててタッカーに取り付ける
  4. 4.ベースシートを取り付ける。角から取り付け、マスキングテープから少し内側に取り付けるのがポイント。隣り合うベースシートも、10ミリ程度の隙間をあけて取り付ける
  5. 5.タッカーが浮いているところは、ハンマーで叩いて押さえる
  6. 6.エコカラットを貼り付ける。エコカラット同士は隙間を空けないのがポイント。段差がないように張り付ける
  7. 7.仕上がりの確認をして完成

参照:LIXILエコカラットプラス施工方法《接着剤張り工法》

参照:LIXIL 取り付けの流れ

     

    エコカラットのDIYキットを使えば、一般の方でも設置は難しくありません。ただ、より完成度を高めたいならリフォーム業者に任せたほうがいいでしょう。

    普段からDIYに慣れている方なら対応できるレベルです。慣れていない場合、プロに任せたほうが適切に施工できます。ただ、DIYの場合、タッカー使用ですから気軽に取り外しができるのはメリットでしょう。プロ施工だと、接着剤を使用するため簡単に取り外しができません。

    部屋別おすすめデザイン実例

    ここからは部屋別に施工したエコカラットの実例をご紹介します。

    寝室に設置しておしゃれな雰囲気でリラックス

    寝室に設置することでアクセントになっています。味気のない壁色が、エコカラットのデザイン性で素敵なワンポイントが加わりました。

    消臭や調湿機能によって快適な空間を作れると、リラックスして睡眠できるでしょう。

    玄関に設置すればインパクトあり

    玄関にデザイン性の高いエコカラットを施工しています。来客の目を引きますし、住まい全体に高級感も出るでしょう。

    靴やキッチンなどから漂う臭い対策も期待できます。

    トイレに設置して消臭効果

    トイレのアンモニアや下水臭に対しても、日常的な消臭効果が期待できるのです。

     

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    「エコカラットの効果を実感!リフォームウイングで安心の内壁リフォーム相談を」

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    結露やカビ、室内のジメジメ感でお悩みの方へ。内装用調湿タイル「エコカラット」は、湿度調整・脱臭・有害物質の低減といった多機能を兼ね備え、健康的で快適な住まいづくりに大きく貢献します。とはいえ、実際の費用や施工方法、DIYとプロ施工の違い、さらにはメリット・デメリットも気になるポイントではないでしょうか。

    リフォームウイングでは、エコカラットの選び方から、施工箇所や部屋別の最適なデザイン提案まで、お客様の悩みやご要望に丁寧に寄り添います。プロの職人による高品質な施工はもちろん、ご自身で挑戦したい方へのアドバイスや、補助金・助成金のご相談も可能です。結露・カビ対策、空気の質改善、デザイン性アップまで、気になることは何でもリフォームウイングにご相談ください。

    お問合せフォーム・メール・お電話、またはショールームで、理想の快適空間を一緒につくりましょう。


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