住宅省エネ2025キャンペーン補助金とは?対象工事と申請方法
- 早川純平
- リフォームお役立ちコラム
- リフォーム費用・補助金/助成金・火災保険
地元密着54年!知多半島のリフォーム専門店「リフォームウイング」です。
住宅省エネ2025キャンペーン補助金は、住宅の断熱性能向上や高効率設備導入を支援する国の制度です。半田市や東海市でも申請できます。補助金を利用すれば、リフォームにかかる経済的な負担を軽減できるのです。
ただ、対象となる工事内容や申請方法のほか、注意点への理解が求められます。「どのような工事が補助対象になるのか」「申請手続きはどう進めればよいか」などです。
そこで今回のお役立ちコラムでは、住宅省エネ2025キャンペーン補助金についてくわしくお話しします。補助金の仕組みを理解でき、光熱費削減や快適な住環境の実現に向けた計画を立てやすくなります。
申請時の不備やトラブル対策になりますし、スムーズに補助金を受け取るためのポイントがわかるのです。
▼合わせて読みたい▼
東海市のリフォーム費用相場ガイド|“納得価格”で安心リフォームを叶える秘訣
補助金の目的
住宅省エネ2025キャンペーンは、省エネ性能の高い住宅への改修や、設備導入の促進を目的としています。住まいの断熱性能を向上させることで冷暖房効率を改善し、光熱費の削減やCO₂排出量の軽減を目指すのです。
また、高効率設備を導入することで、日常生活での消費電力が低減できれば、長期的なランニングコストの削減につながります。住まいの快適性を維持しながら、地球環境にも配慮した暮らしを実現するための取り組みです。
対象となる住まい
戸建住宅や集合住宅の一部改修が対象です。所有者の住まいが補助対象となります。また、対象となる住まいは新築とリフォームが対象です。
新築の場合、一定の省エネ性能を有している、高効率給湯器を設置している新築住宅が対象となります。長期優良住宅・ZEH水準住宅の場合、子育て世帯や若者夫婦世帯が対象です。GX志向型住宅や高効率給湯器の設置は、すべての世帯で対象となります。
リフォームでは、省エネ効果の高い開口部の断熱や、給湯器の高効率化を中心としたリフォームなどが対象です。幅広い工事に補助を行い、すべての世帯が対象となります。
対象期間と申請枠
キャンペーンには年度ごとに予算が割り当てられます。申請期間内に手続きを完了しなければなりません。予算が上限に達すると、申請期間内だとしても締め切られる場合もあります。キャンペーンによっては先着順での受付になるケースもありますので、早めの準備が必要です。
補助対象事業
住宅省エネ2025キャンペーンでは、複数の補助対象事業が用意されています。
【新築】
- ・子育てグリーン住宅支援事業
- ・給湯省エネ2025事業
【リフォーム】
- ・子育てグリーン住宅支援事業
- ・先進的窓リノベ2025事業
- ・賃貸集合給湯省エネ2025事業
断熱改修や高効率設備の導入が主な対象工事です。それぞれの工事内容や併用の可否を理解することで、効果的に補助金を活用できます。
断熱改修工事
断熱窓への改修など:5万円~200万円/戸
※上記は一例
住まいの断熱性能を向上させる改修工事が対象です。屋根・外壁・床・窓など、住まいの熱損失が起きやすい部分を重点的に施工することが求められます。
たとえば子育てグリーン住宅支援事業では、リフォームの場合、開口部や駆体の断熱改修などが対象です。ほかにも、エコ住宅設備の設置が含まれます。
先進的窓リノベ2025事業では、戸建、共同住宅も含めた、既存住宅に行う開口部の断熱性能を向上する事業です。このような箇所を改修すれば、室内の温度変化が抑えられます。冷暖房の効率が向上すると、快適性だけではなく電気代の節約という経済面でのメリットがあるのです。
高効率設備の導入
・ヒートポンプ給湯器:6万円/台
・電気ヒートポンプ・ガス瞬間式併用型給湯機(ハイブリッド給湯機):8万円/台
・家庭用燃料電池 エネファーム:16万円/台
※上記は一例
省エネ性能の高い設備の導入も補助対象です。高効率の給湯器が該当します。既存の設備から新しい省エネ設備に交換すれば、年間を通して電気代の削減が期待できるのです。電力消費の削減にもつながるため、省エネという点でも大きなメリットがあります。
また、効率性が高い設備は耐用年数も長い傾向です。メンテナンスコストという点でも、長期的に見ると大きなメリットがあります。
併用も可能
断熱改修と高効率設備の導入を同時に行えます。築年数が古い住まいの場合、一箇所だけリフォームしても不十分なケースも多々あるものです。
組み合わせられますから、申請補助金の効果を高められるのです。たとえば、外壁の断熱改修とエアコンを高効率タイプに交換すれば冷暖房効率が大幅に向上します。住まいの快適性の向上とともに電気代削減にもつながるのです。
▼合わせて読みたい▼
部分リフォームあるある5選!費用・見積もり・賢い進め方まるわかり
補助金申請の流れ
ここでは「子育てグリーン住宅支援事業」を例にして、申請手続きの詳細をくわしくお話しします。あくまで一例のため詳細は、公式サイトや自治体窓口でも相談してください。
また、勘違いしやすいのは、交付申請の手続きや補助金の工事発注者への還元は「工事施工業者」が行います。工事を発注する側が申請するわけではありません。
ただし、すべて丸投げすればいいというわけではないのです。工事施工業者が申請手続きをするのに協力が求められます。
また、申請手続きは、事前準備から工事完了報告まで段階を踏む流れです。余裕を持って事前準備を行い、適切な手順で進められるほど補助金の受給が確実になります。
申請手続きの大まかな流れは以下のとおりです。
建築事業者(グリーン住宅支援事業者)はアカウントを登録し、補助事業の実施(交付申請と補助金の受領)完了報告となります。
交付申請に必要な書類
申請には決められたすべての書類が必要です。
・子育てグリーン住宅支援事業 共同事業実施規約【新築用】
・⼯事請負契約書
・建築基準法に基づく確認済証
・建築基準法に基づく確認申請書
・子育てグリーン住宅支援事業 基礎工事完了確認書
・住宅の性能を証明する住宅証明書
などです。さらにGX志向型住宅を申請する場合、建築主の本人確認書類や、長期優良住宅・ZEH水準住宅の申請なら、建築主本⼈と家族構成が確認できる住⺠票や世帯票が必要です。
建替前住宅等の古家の除却では、解体工事の工事請負契約書が求められます。建築主と解体工事の発注者が異なる場合もあるかもしれません。その場合は戸籍謄本も必要です。 そのほか、建替前住宅等の古家の不動産登記や閉鎖事項証明書または滅失の登記完了証など多数求められます。
住まいの現状や施工計画を正確な記載も必要で、必要書類が揃っていない場合は審査が遅れたり、受け付けてもらえなかったりするケースもあるのです。そのため、施主側の協力が求められます。
審査と承認
申請後、提出書類に基づいて事務局による審査を行います。審査に合格すれば、補助金交付の決定通知が届く流れです。
審査期間は2日や3日で終わるわけではありません。数週間から数か月かかる場合もあります。
工事完了後の手続き
工事完了後は完了報告書を提出し、施工写真や使用材料の明細を添付します。これにより、施工内容が申請通りであることを証明できるのです。
報告書の確認が終わると、補助金が支給されます。工事後の手続きも漏れなく行うことで、補助金を確実に受け取れるのです。
申請時の注意点
申請時には工事開始前の手続きや書類の正確性など、注意点を押さえた準備が必要です。
工事開始前の申請
住宅省エネ2025キャンペーンに限りませんが、補助金は原則として工事着手前に申請が必要です。たとえば「どうせ補助金が通るのは決まっている。早く工事をはじめたい」と甘く見て申請前に工事をスタートさせると、補助金が受けられない場合もあります。
補助金は申請したからといって無条件にもらえるものではありません。審査をクリアできなければ、給付を受けられない可能性もあります。事前に計画を立てて、必要書類を揃えたうえで申請手続きを進めなければならないのです。
書類の正確性
書類にいい加減な部分があると対象外になりかねません。書類には工事内容や使用する材料の性能についても、正確に記載することが求められます。
たとえば断熱改修工事なら、断熱材の種類や厚さ、熱貫流率(U値)まで細かく記載が必要です。窓交換なら、サッシやガラスの断熱性能情報を正確な記載が求められます。
高効率設備なら、たとえばエコキュートや高効率給湯器の型式や性能指数のほか、設置場所などの正確な記載が必要です。
不正確な書類や不備があれば審査に時間がかかります。補助金承認自体が取り消されることさえあるのです。そのため、施工計画書や見積書は細部まで確認し、申請要件に合致していることを事前にチェックすることが必要です。
対象外工事の確認
補助対象外の工事や設備があるため、事前に公式情報での確認が必要です。住まい全体のリフォーム計画と照らし合わせ、補助金対象となる工事を正確に把握します。そうすることで申請時のトラブルを避けられるのです。
半田市・東海市の住宅省エネ2025キャンペーン補助金はリフォームウイングに相談!申請から工事まで安心サポート
住宅省エネ2025キャンペーン補助金は、断熱改修や高効率給湯器の導入など、省エネ性能を高めるリフォーム工事に活用できる国の制度です。光熱費削減や快適な住環境づくりに直結しますが、工事内容や申請要件、必要書類の準備などを正しく理解しないと、せっかくの補助金を受けられない可能性があります。特に「工事着工前に申請が必要」「書類の正確性が必須」といった注意点を見落とすと大きなトラブルにつながるため、慎重な準備が求められます。
リフォームウイングでは、最新の補助金制度に精通したスタッフが、工事計画に沿った最適な補助金活用方法をご案内します。断熱窓改修や外壁・屋根の断熱リフォーム、高効率給湯器の導入など幅広い工事に対応可能です。さらに、申請書類作成のサポートや、工事完了後の報告手続きまで丁寧に対応するので、初めての方でも安心して進められます。
「補助金を使って費用を抑えたい」
「どの工事が対象か知りたい」
とお考えの方は、まずはリフォームウイングにご相談ください。お問い合わせフォーム、メール、お電話、またはショールームへのご来店からお気軽にご相談いただけます。