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東海市で雨樋の修理・交換を検討中の方へ|費用と応急対応のポイント

  • 早川純平
  • リフォームお役立ちコラム

東海市で雨樋の修理・交換を検討中の方へ|費用と応急対応のポイント

 

地元密着54年!知多半島のリフォーム専門店「リフォームウイング」です。

 

住まいを長く良い状態で維持していくために、外壁や屋根と同じくらい大切な存在が「雨樋(あまどい)」です。雨の日はもちろん、普段はあまり意識されることが少ない場所ではありますが、雨樋がしっかり機能しているからこそ、建物の柱・外壁・基礎は守られています。


ですが、東海市やその周辺エリアは、台風・強風・海風(潮風)などの影響を受けやすい地域性があり、雨樋の破損やゆがみ、詰まりが発生しやすい傾向があるのです。そのため、「今すぐ工事が必要なのか」「部分的な補修で良いのか」などと迷われる方が多くいらっしゃいます。


今回のお役立ちコラムでは、東海市の住まいで雨樋トラブルがおこりやすい理由から、応急対応の方法や修理と交換の判断基準、費用の目安や火災保険についてまで、順番にわかりやすくお話していきます。


読み終えるころには、「まず何をすればいいか」がはっきりし、安心して次のステップに進めるでしょう。


▼合わせて読みたい▼

東海市の屋根修理・補強ガイド|台風・雨漏り対策と費用相場  

 

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雨樋が破損・劣化しやすい理由(東海市の地域特性と気候条件)

雨樋が破損・劣化しやすい理由(東海市の地域特性と気候条件)

 

東海市は、海に面した地形や風の通り道となる立地から、屋根・外壁・雨樋といった外装部分に負担がかかりやすい地域です。とくに、雨樋は外に張り出した構造をしているため、気候の影響がダイレクトに表れやすい部位です。


ここでは、雨樋に不具合がおこりやすい背景を整理しておきます。

台風・強風の影響を受けやすい

台風や季節風の影響を受けると、雨樋がしなる・浮く・ゆがむといった力がかかります。軒先部分は建物の端にあるため、風の力をそのまま受け止めることになるのです。


強風によっておこりやすい症状の例として、以下のようなものがあります。


  • ・雨樋の一部が外へ開いてしまう
  • ・支える金具の固定が緩む
  • ・接続部分だけが先に割れてしまう

外れ落ちるほど大きな破損でなくても、少しのゆがみが水の流れを変えてしまいます。

潮風による金属部分の劣化とサビ

東海市周辺では、海風に含まれる塩分により、金属製の雨樋や支持金具が劣化しやすくなります。樹脂雨樋でも金具は金属が多いため、金具の劣化が先に起きやすい点は覚えておきたいポイントです。


金具が劣化する → 樋がたわむ → 排水が滞る → 外壁に水が流れる

 

という流れで、不具合が連鎖的に広がることがあります。

日差しと年数による素材の変化

築年数が20年前後の住宅では、紫外線によって樹脂雨樋が次第に硬くなり、ちょっとした力で割れやすくなります。


  • ・カチッとした手触り
  • ・白っぽく色が抜けてくる
  • ・細かなひびが出る

こういった変化が見られたら、交換のサインに近い状態です。

雨樋の不具合でよく見られる症状と原因

雨樋の修理は、トラブルに「気づいたとき」が最も良いタイミングです。放置してしまうと、建物の構造にまで影響する場合があります。

雨樋の不具合でよくある症状

雨樋に見られる症状は、おもに以下の3つです。これらを把握しておくと、不具合に気づくスピードが上がります。


症状

原因

放置した場合のリスク

雨水がポタポタ落ちる

ズレ / 割れ / つまり

外壁が黒ずむ・汚れが残る

地面に水たまりができる

勾配不良 / 落ち葉詰まり

玄関周りが滑りやすくなる

外壁が濡れる範囲が広い

排水できずあふれている

外壁塗装の劣化・基礎の劣化


建物の形状や周囲の環境からも影響を受ける

雨樋は、家の形状・樋の勾配・屋根材の種類などによって流れ方が変わります。


例えば、状況によって以下のように特徴が異なります。


  • ・樋の長さが長い家ほど、強風のゆれの影響を受けやすい
  • ・落ち葉が集まりやすい立地は詰まりが起きやすい
  • ・2階部分の樋は気づきにくく症状の進行が早い

このことから、劣化の進み方にも差があります。

不具合を放置してしまうとおこること

  • ・外壁の塗膜が傷み、再塗装が早まる
  • ・木造住宅の場合、軒裏や柱まで水がまわることがある
  • ・カビや苔の原因になる

雨樋の故障は、建物の寿命に直結します。「音が気になる…」という小さな異変でも、そのままにしないのが安心です。

 

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まずできる応急処置(安全にできる範囲)

まずできる応急処置(安全にできる範囲)

 

業者を手配するまでのあいだに悪化を防ぐため、次の範囲でできることをまとめます。無理は禁物です。

詰まりの応急処置

  • ・落ち葉
  • ・枝
  • ・土ぼこり
  • ・鳥の巣

これらが原因で流れが止まっている場合、手が届く範囲で取り除くだけで改善することもあります。


※高所作業は危険なので、脚立の安定が取れない場所での作業は控えてください。

外れ・緩みの応急固定

ホームセンターにある「結束バンド」「針金」で仮固定できる場合があります。ただし、あくまで応急なので、そのまま利用を続けると破損が悪化することがあります。

応急処置では対応できないケース

  • ・割れが大きい
  • ・勾配(傾き)が崩れている
  • ・金具が曲がっている
  • ・2階以上で手が届かない

この場合はプロに依頼する必要があります。

雨樋の修理・交換費用の目安

費用は、状態や施工範囲によって変動します。おおよその目安は次の通りです。


工事内容

費用目安

説明

部分補修

5,000〜20,000円前後

ジョイント交換・固定金具交換など

1階部分の部分交換

10,000〜40,000円前後

割れ・ゆがみの区間交換

2階部分の交換

20,000〜80,000円前後

足場の有無で大きく変動

雨樋全交換

120,000〜300,000円前後

素材・延長距離により変動

足場が必要なケースは費用が上がる

2階部分や屋根の勾配が急な住宅は、安全確保のため足場を設置する場合があります。足場の費用目安は、15万円〜25万円前後となっています。もちろん、業者や状況によっては変動する可能性があるため、見積依頼などで事前に確認しておきましょう。


あわせて、外壁や屋根の部分補修を同時におこなう場合は「足場を共用できるか」を見積書に明記してもらうと、総額の無駄を防げます。

東海市で雨樋修理を依頼するときのポイント

東海市で雨樋修理をするときに覚えておくと便利なポイントをお話していきます。「一番安いところに依頼する」というスタンスではなく、内容を吟味したうえで依頼するというスタンスが大切です。

見積もりで確認すべき項目

見積もり時に確認すべき事項は大きく4つあります。初めてでよくわからないと思っても、これだけはチェックしておきましょう。費用に影響を与えやすい部分です。


  • ・足場の有無
  • ・工事範囲(何メートル交換するのか)
  • ・素材の種類(耐久年数に関わる)
  • ・追加費用の可能性

一緒に検討すると良い場所

雨樋修理と一緒に検討することで安心な場所も覚えておきましょう。


  • ・屋根の板金部分
  • ・軒天(軒裏)
  • ・外壁の上部

なぜ、これらの場所がおすすめなのかというと、雨樋が傷んでいるということは周辺部位も影響を受けている可能性があるからです。雨樋に関わる部分も修理範囲として見ることで、次におこり得るトラブルの芽を積むことにもなります。

 

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雨樋に関するご相談の始まりは「小さな違和感」から

雨樋に関するご相談の始まりは「小さな違和感」から

 

雨樋に関するお問い合わせは、「明らかに壊れてしまった」というケースよりも、日常の中で感じた小さな違和感からいただくことが多くあります。


例えば次のようなきっかけです。


  • ・雨が降ったとき、玄関前だけ水が跳ねている
  • ・軒先からポタポタと雨水が落ちてくる音が気になる
  • ・外壁の上部だけ黒く汚れてきた気がする
  • ・敷地の一部分だけ苔が生えやすい

こうした変化は、住まいに長く暮らしている方ほど「なんとなく変だな」と気づきやすいものです。その感覚はとても大切です。雨樋の不具合は、進行すると建物の内部へ影響する可能性があるため、早めの確認が建物を守ることにつながります。


とくに東海市内では、風が抜けやすい地形や海風の影響もあり、軒先や外壁の上部に負担がかかりやすい場合があります。現場でお話を伺っていると、「気のせいかもと思ったけれど、相談して良かった」という声をいただくことが少なくありません。


雨樋修理は、壊れてからではなく「気づいたとき」が適切なタイミングです。

点検で確認しているおもなチェックポイント

現地調査の際には、ただ雨樋を見るだけでなく、次のような点もあわせて確認しています。


  • ・雨水の流れが確保できているか
  • ・金具の固定に緩みがないか
  • ・勾配(傾き)が適切に保たれているか
  • ・詰まりやすい位置が存在しているか
  • ・軒天や外壁への水の回り込みがないか

雨樋だけを交換するのではなく、周囲の状態も確認することで、同じ不具合が繰り返されないようにすることができます。修理後に長く安心して暮らせる状態をつくることが、工事の目的です。

雨樋は「部分補修」で改善できることも多い

雨樋は、すべてを交換しなくてはならないわけではありません。割れている部分だけの交換、金具の打ち直し、勾配の調整など、部分補修で改善できるケースもあります。


もちろん、全交換が必要なケースもありますが、まずは状態を見ないと判断できません。


「交換が必要かどうかの判断だけしてほしい」

「応急処置で持つのか、早めに工事した方が良いのか知りたい」


こういったご相談もお受けしています。

火災保険が使えるケースと注意点

雨樋の修理では、「台風・突風・雪」などによる破損は保険の対象になることがあります。

ただし、申請には以下のような条件があります。


  • ・経年劣化は対象外
  • ・写真記録が必要
  • ・見積書の記載形式に注意

これらの条件に当てはまっていると確信がもてなくても、「使えるかどうか判断してほしい」だけのご相談もOKです。

東海市の雨漏り修理やご検討中の方はリフォームウイングにご相談ください

東海市の雨漏り修理やご検討中の方はリフォームウイングにご相談ください

 

雨樋は、普段は目立たない場所ですが、外壁や基礎を雨から守る大切な役割があります。


「音が気になる」「外壁が濡れている気がする」など、ほんの小さな違和感でも、早めの確認が安心につながります。


東海市は、台風や潮風の影響を受けやすい地域性があり、雨樋には負担がかかりやすい環境です。だからこそ、状態をしっかり見て、必要な工事を必要な分だけご提案することを大切にしています。


「交換が必要か知りたい」

「応急処置で持つのかだけ相談したい」


こうした段階からでもお気軽にご相談ください。


リフォームウイングはこれからも、地域の住まいに寄り添うパートナーとして誠実に対応してまいります。

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